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糖尿病患者・予備群にとって悪い食べ物、良い食べ物20選

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◆悪い食品6. 甘い/加糖の調味料・ソース

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甘い/加糖の調味料・ソース(はちみつ、ジャム、加糖ケチャップ、バーベキューソース、甘いチリソースなど)は、糖尿病患者・予備群にとって見落としやすい「悪い食品」になりやすい。これらは少量でも砂糖やシロップ由来の追加糖を含み、料理の味付けのつもりで使っていても糖質が積み上がり、食後の血糖値を押し上げる原因になる。とくにケチャップやバーベキューソースのような市販品は甘味で食べやすく、無意識に量が増えやすい点が落とし穴だ。

糖尿病の食事では追加糖を減らすことが基本で、調味料も例外ではない。ラベルで糖質や原材料を確認し、砂糖や高果糖コーンシロップ、はちみつなどが多い製品は量を控えるか低糖タイプに替える、という工夫が血糖管理に直結する。

◆悪い食品7. 菓子・スイーツ全般

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菓子・スイーツ全般(ケーキ、ドーナツ、クッキー、キャンディ、アイス類など)は、糖尿病患者・予備群にとって悪い食べ物の代表だ。多くは砂糖などの追加糖と精製穀物が中心で、食物繊維やたんぱく質が少ないため消化吸収が速く、食後の血糖値を急に押し上げやすい。血糖スパイクが繰り返されるとインスリン抵抗性の悪化や体重増加につながり、長期的には合併症リスクを高めるとされる。

また菓子・スイーツは「甘いものを少しだけ」のつもりでも量が増えやすく、カロリー過多になりやすい点も落とし穴だ。どうしても食べたい時は頻度と量を決め、果物や無糖ヨーグルトなど糖の吸収が緩やかな代替を選ぶのが現実的な対策になる。

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Text by 青葉やまと