世界の深い人工穴8選 ソ連が1万2000メートル超掘った穴も
|
|
◆番外編:ちきゅう
ちきゅうは穴そのものではなく、研究用途で海底を掘削するための日本の科学ミッション船だ。最大で1万メートルを掘り進むことができるため、海底7000メートル以深に広がるマントルにさえ到達可能だ。海の部分では地殻が薄いため、船の形態で洋上で掘削することに利点がある。
深部からの採取物は、鉱石、微生物、地震などの研究に役立てられている。2017年には青森県沖の水深1200メートル地点でちきゅうが土を採取し、そこからキノコが発芽した。太古の昔に陸地であったころの胞子が海底で悠久の時を過ごし、2000万年ぶりに地上に戻されたことで芽生えたと考えられている。
>次は 「世界の恐ろしくも美しい橋」20選 足元はガラス張りの橋、ツルだけでできた日本の秘境の橋も