世界の深い人工穴8選 ソ連が1万2000メートル超掘った穴も
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◆7.コラ半島超深度掘削坑(ロシア)1万2000メートル
地上からみえる穴の直径は約23センチと非常に小さいが、その下には深さ1万メートル超の空間が広がっている。1970年からロシアの科学者たちが掘り始め、その後20年を費やして掘削を進めたことで世界で最も深い穴となった。長さではカタールの油田が27メートルほど上回っているが、本掘削坑の方がより垂直に近い角度で掘られているため、深度としては依然世界一を保っている。
地球の内部構造にまつわる膨大な地質学的データをもたらしてきたが、地熱により穴の先端は180度の高温となり、それ以上の掘削が困難となった。2008年に閉鎖され、現在開口部はボルトで固く閉ざされている。