世界の深い人工穴8選 ソ連が1万2000メートル超掘った穴も
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◆4.ミール鉱山(ロシア)520メートル
ソ連時代のスターリンの命を受け、ダイヤモンド鉱山として開拓された。1955年に採掘が始まり、いまでは150階建ての高層ビルがすっぽりと収まるほどの巨大な穴となっている。あまりに深いことから上下の気温差で乱気流が生まれ、ヘリコプターの飛行に影響を与えるとの説があるほどだ。2001年に露天掘りでの採掘を終了し閉山となったが、2009年からは地下での採掘活動を中心に操業が再開している。
閉鉱後はお椀型の地形をガラスの天蓋で覆い、未来都市として再利用する計画も提案されている。計画が実現すれば荒れ果てた鉱山は一変し、森林や垂直型の農園などに囲まれた緑豊かな住宅地に変貌するという。あくまで草案段階であり実現性は高くないが、10万人以上が居住する大深度都市のアイデアは興味深い。