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1位は2億ドル超 「世界で最も稼ぐアスリート2025」上位20名は?

All-Pro Reels / Wikipedia Commons

◆4位 ダック・プレスコット 1億3700万ドル

Debby Wong / Shutterstock.com

競技:アメリカンフットボール
国籍:アメリカ
競技収入:1億2700万ドル
競技外収入:1000万ドル

NFLダラス・カウボーイズのクォーターバック。新人時から落ち着いたゲームマネジメントと瞬時の判断で先発に定着し、プレーアクションやRPOで守備を揺さぶる巧さが光る。強肩で縦に刺す球も持つが、持ち味はタイミング重視の中距離配球と、崩れた場面での創造力だ。ゾーンリードやスクランブルで状況を打開でき、レッドゾーンの決定力も高い。リーダーシップと準備の徹底でハドルを掌握し、試合中の修正力を武器にオフェンス全体の効率を引き上げる。負傷からの復帰後もターンオーバー抑制と読みの精度を磨き、勝負所での冷静さが増した。カウボーイズの看板として、安定した生産性と勝利への執着でチームを牽引する存在だ。

◆3位 タイソン・フューリー 1億4600万ドル

Fred Duval / Shutterstock.com

競技:ボクシング
国籍:イギリス
競技収入:1億4000万ドル
競技外収入:600万ドル

ヘビー級を代表するボクサー。206センチ超の体格ながら軽快なフットワークと上体の柔らかさ、巧みなフェイントで相手のリズムを奪う。サウスポーとオーソドックスを切り替えるスイッチヒッターで、距離管理とカウンターの精度が高い。2015年にウラジミール・クリチコを下して存在感を確立し、デオンテイ・ワイルダーとの三部作では被弾後の立て直しと戦術修正力を示した。アウトボクシングと接近戦の両方に対応でき、試合ごとに作戦を変えるリングIQの高さが最大の武器だ。

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Text by 切川鶴次郎