世界の歴史的大惨事25選 取り返しのつかない失敗、襲いかかる自然の猛威

泥に埋もれた、犠牲者を追悼する像|Faizal Afnan / Shutterstock.com

◆22.北太平洋ゴミベルト

 太平洋に巨大なゴミの帯が横たわる。米カリフォルニア州沿岸から日本に至るまで、海洋ゴミの塊が帯状に続く。

 50年以上前のプラスチックがいまだ分解されずに残っており、海面に浮かぶゴミの量は10年ごとに10倍に増えている。

◆23.アメリカ中西部の砂嵐

NOAA George E. Marsh Album, theb1365, Historic C&GS Collection / Wikimedia Commons

 1935年4月14日は、ブラックサンデーとして記憶されている。農耕地を過剰に開拓した結果、干上がった土地から塵(ちり)が舞い、強風に乗って砂塵嵐を巻き起こした。

 250万人が移住を余儀なくされている。特に強烈だったブラックサンデーの日には数時間にわたり、まるで夜のように日差しが遮られた。

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Text by 青葉やまと