2023年 世界で最も売れた車ベスト20 半数が日本車 1位は64%増の…
トヨタ自動車、H.E. Group Ltd / Shutterstock.com、日産自動車、本田技研工業
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12位 BYD 秦(チン)
47.3万台(前年比43%増)

Sport car hub / Shutterstock.com
BYD 秦(チン)は、中国のBYDが展開する主力級の電動セダン/ハッチバック系モデルで、同社の電動化技術を広く普及させてきた車種の一つだ。車名は中国の秦(チン)王朝に由来する。ラインアップは時期や市場によって変わるが、プラグインハイブリッド(PHEV)を中心に、電動走行を日常の足として使いやすい設計思想が特徴となっている。
外観は落ち着いたセダンの文法を踏襲しつつ、車内は大型ディスプレーを軸にしたインフォテインメントなど現代的な装備を備える。都市部の短距離では電気で静かに走り、長距離ではエンジンを併用して航続への不安を抑えるという「実用優先」の立ち位置が支持され、価格と装備のバランスを武器に販売を伸ばしてきた。
11位 ホンダ シビック/インテグラ セダン
47.8万台(前年比22%増)

Honda
ホンダ シビック(中国などではインテグラ セダン)は、ホンダの世界戦略車として長い歴史を持つコンパクトクラスの基幹モデルだ。地域によって名称や細かな仕様は異なるものの、基本となる思想は共通で、日常の使いやすさと走る楽しさの両立を重視してきた。
セダンは実用性を重んじる層に向け、十分な後席空間と安定した乗り心地を備える。一方で、ハッチバックやスポーティー仕様と共通のプラットフォームを用いることで、操縦性や走行性能にも定評がある。近年の世代ではデザインを大きく刷新し、質感や静粛性、先進運転支援機能も強化された。世界各地で幅広い層に支持され続ける、ホンダを象徴する量販モデルである。




