6位　トヨタ カムリ
65.0万台（前年比2%減）

Toyota Motor Sales, U.S.A., Inc.

トヨタ カムリは、トヨタが世界各地で展開してきたミドルクラスのセダンで、特に北米を中心に長年の量販を支えてきた基幹モデルだ。実用性、耐久性、燃費、快適性のバランスを重視した設計で、派手さよりも「安心して長く使える」ことを価値として積み上げてきた。

室内はファミリーユースに十分な広さを確保し、乗り心地や静粛性も重視する。近年は先進安全装備の標準化が進み、ハイブリッドを中核に据えることで環境性能と経済性を両立させた点も特徴だ。地域によってはセダン需要が縮小する中でも、信頼性の高い大衆車として評価され、世界的に安定した販売を維持してきた。

5位　トヨタ カローラ クロス／フロントランダー
71.5万台（前年比35%増）

トヨタ自動車

トヨタ カローラ クロス（中国名フロントランダー）は、世界的な量販車であるカローラのブランド力を生かして展開されるコンパクトSUVだ。セダンやハッチバックで培ってきた実用性と信頼性を、SUVの形に落とし込んだモデルといえる。取り回しのよいボディサイズと高めの視点を両立し、都市部での運転のしやすさと、ファミリー向けの使い勝手を意識した設計が特徴だ。

室内や荷室は日常使いに十分な広さを確保し、安全運転支援機能も幅広く採用されている。中国ではフロントランダーの名で展開され、市場の嗜好に合わせた内外装や仕様が与えられている。セダン離れが進む中で、カローラの新たな受け皿として世界的に販売を伸ばしているモデルである。

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