×

2050年の経済大国ランキング・トップ15 日本は何位に後退? ゴールドマン・サックス予測

fuyu liu / Shutterstock.com

◆2位:アメリカ

Ryan DeBerardinis / Shutterstock.com

 アメリカは2050年の実質GDPランキングで2位に位置づけられ、世界経済の中心にとどまり続けると予測されている。2022年は1位で、2050年にかけては中国に首位を譲る形になるが、巨大な市場規模と高い生産性、技術革新の蓄積が成長の土台になり、上位圏を維持するシナリオだ。

人口動態の面でも先進国の中では相対的に底堅く、長期の成長余地が残るとみられている。ただし世界の重心移動は続き、2075年には3位へ下がる見通しで、規模の拡大と相対順位の低下が並行する姿が示されている。

◆1位:中国

Travelpixs / Shutterstock.com

 中国は2050年の実質GDPランキングで1位に立ち、世界最大の経済規模を維持すると予測されている。2022年時点でも2位とすでに巨大な経済圏にあり、製造業の厚みと技術投資、広い内需市場を背景に上位を押し広げるシナリオだ。

成長率は長期で鈍化する前提でも、人口規模と生産性の積み上げが続くため、2050年にはアメリカを上回って首位に立ち、その後も2075年まで1位を保つ見通しになっている。世界経済の重心がアジア側へ移る流れの中心に位置し、「首位に上がって定着する国」として描かれている。

次は 世界「最強の国」ランキングトップ20 日本はトップ10入り 米誌

Text by 青葉やまと