皮も種も捨てないで! スイカの健康効果と注意点
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◆腸内環境を整える

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スイカは水分が豊富で、少量の食物繊維を含んでおり、これらは腸内環境を整えるのに役立つとされる。食物繊維は腸の規則的な動きを促し、水分は消化後の食物の通過をスムーズにするのを助ける。
また、スイカに含まれるポリフェノールなどの植物成分が、腸内の善玉菌に好影響を与える可能性があるという研究もある。こうした成分は、プレバイオティクス的な作用を持つ可能性があり、腸内環境の改善を通じて免疫機能の維持や抗炎症作用、血糖バランスの調整などに寄与する可能性が指摘されている。ただし、これらの効果についてはさらなる研究が必要とされている。
◆目の健康をサポート

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スイカにはβカロテン由来のビタミンAが含まれており、角膜を含む目の健康維持に役立つとされている。1切れ(約150 グラム)のスイカで、1日の必要量の5〜10%程度が摂取できる。
また、リコピンをはじめとする抗酸化物質には、白内障の進行を遅らせたり、加齢性黄斑変性症(AMD)のリスクを低減させる可能性があるとする研究がある。
さらに、リコピンには目の細胞に起こる炎症をおさえる働きがあることが、実験室での研究で分かっている。この研究では、リコピンを使うことで、炎症を引き起こす物質が減り、炎症のもとになる反応の動きも弱まったとされている。こうした作用により、目の炎症が原因となる病気を防ぐのに役立つ可能性があると考えられている。




