世界一“ダサい”クルマ・トップ20 2位はあの日本車

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◆8位:フィアット ムルティプラ

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イタリアの自動車メーカー、フィアットが1988年に発表し、2010年まで生産されたユニークなモデルがムルティプラだ。2000年にBBC番組『トップギア』が選ぶ「カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したが、同時に「最も醜いクルマ」にも選ばれている。ライトが8つついたベルーガを連想させるフロントさえ気にならなければ、ファミリーカーとしては非常に実用的な車だ。

◆7位:AMC ペーサー

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AMC(アメリカン・モーターズ・コーポレーション)が「世界初のワイドスモールカーをつくる」ことを目標として立ち上げた大きなプロジェクトの完成品がペーサーだ。設計が開始されたのが1971年、1975年にデビューした。全幅はキャデラック並だが、2人乗りのサブコンパクト。見た目はゼリービーンズのようで非常に前衛的な一台だったが、残念ながらAMCの経営悪化を救うことはできなかった。

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Text by 西尾裕美