「夢のクルマ」新型アルファード、ヴェルファイア、海外からの羨望の声 外観には賛否
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トヨタは6月21日、大型高級ミニバンのアルファードおよびヴェルファイアについて、それぞれ新型を発売した。4代目となる今回は、「性能を世界基準に昇華させる」を開発テーマに選定。プラットフォームを一新すると同時に、振動・騒音対策の徹底や走行性能の向上を図り、高級サルーンとしての立ち位置を強化したという。海外の自動車メディアやその読者の間でも、「究極のファミリー・バン」「夢のクルマ」など早くも評判のようだ。
◆アルファード、ヴェルファイアらしい大胆なスタイリング
トヨタは外装デザインの開発にあたり、力強さを重視した。「Forceful×IMPACT LUXURY」をキーワードに、闘牛が躍動する姿をモチーフに採用している。逆三角形のフロント部は突進するエネルギーをイメージし、サイドからリアにかけては大胆な凹凸で大地を蹴り出すパワーを表現した。
海外誌は、新しさのなかにもシリーズの伝統を見出したようだ。米ボストンに拠点を置くカー・スクープス誌(6月21日)は、「ボディワークが完全にデザインを一新したにもかかわらず、依然として一目でわかる」と述べ、アルファード、ヴェルファイアらしさが宿るデザインだと評価している。
どちらのモデルも、さらに立体感を増したフェンダーに加え、サイド部に流れるように刻まれたZ字型の凹凸がトレードマークだ。
米フロリダ州から自動車ニュースを発信するトップ・スピード誌(7月11日)は、高級志向がより明確になったと評価している。記事は「メルセデスやBMWなどが発売している、定評あるバンに挑戦しているようだが、それは遠い目標というわけでもないようだ」と述べている。
インテリアの品質についても「どちらのモデルもかなり印象的」だと述べ、広範囲にレザー調パネルが導入されている点などを取り上げている。