日本語はほぼ日本でしか話されていない言語だが、習得を目指して日々学習に励む人々は世界各地にいるようだ。独立行政法人の国際交流基金が3月に発表した調査結果（2021年度データ）によると、世界で379万人もの人々が学習しているという。同調査から、学習者の多い国・地域のトップを見てみよう。

◆10位：マレーシア

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学習者：3万8129人

　高等教育での学習者は、前回調査から7%弱減少した。コロナ禍でオンライン授業に移行したものの、IT環境が思うように整わず、学習に参加できなかった生徒が少なくなかったようだ。

　一方、オンライン授業の浸透により、学校教育以外の場での受講者が増えた。全体として学習者は増加している。

◆9位：フィリピン

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学習者：4万4457人

　学習者数は2018年度比で、マイナス13.7%となった。数年で大きく減少している。コロナ禍で対面授業が2年間停止されたことが響いた。小規模の日本語学校のなかには、経営難による閉校を余儀なくされたものもあったようだ。

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