石油埋蔵量トップ10 「豊富なのに掘れてない国」が1位
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◆3位 カナダ 1681億バレル

アルバータ州ロッキービュー郡の油田|Ramon Cliff / Shutterstock.com
北米のカナダは、世界有数の石油埋蔵国として知られる。石油資源の多くは西部アルバータ州に広がるオイルサンドに集中しており、この資源が同国の埋蔵量を大きく押し上げている。オイルサンドは砂や粘土にビチューメンと呼ばれる重質油が混ざった資源で、採掘や精製には高い技術とコストが必要とされる。こうした資源を含めることで、カナダは世界全体の約9.7%の原油埋蔵量を占める巨大な石油資源国となっている。
原油生産量は日量約589万バレルで、世界の産油量ランキングでは4位に位置する。アメリカに次ぐ北米の主要産油国であり、生産された原油の大部分はパイプラインを通じてアメリカへ輸出されている。近年はオイルサンド開発の拡大により生産量が増加し、世界の石油供給の中でも存在感を高めてきた。

アルバータ州エドモントンの石油精製施設|Habanero Pixel / Shutterstock.com
一方でオイルサンドは採掘や精製の過程で温室効果ガスの排出量が多いとされ、環境負荷の大きさが課題として指摘されている。環境対策とエネルギー供給の両立がカナダの石油産業にとって重要なテーマとなっている。
R/Pレシオは約89年で、現在の生産水準が続いた場合でも長期間にわたり採掘が可能とされる。巨大なオイルサンド資源を背景に、カナダは今後も世界の石油供給を支える重要な産油国の一つとみられている。




