石油埋蔵量トップ10 「豊富なのに掘れてない国」が1位
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◆1位 ベネズエラ 3038億バレル

ベネズエラ西部マラカイボ湖の油田施設(2018年3月)|JBula_62 / Shutterstock.com
世界最大の原油埋蔵量を持つ国が南米ベネズエラだ。確認埋蔵量は3038億バレルで、世界全体の約17.5%を占める。主な資源は東部のオリノコベルトに広がる超重質油で、地質学的に巨大な石油資源が集中する地域として知られる。
ただし埋蔵量の多さに比べ、実際の生産量は多くない。原油生産量は日量約96万バレルにとどまり、世界の産油量ランキングでは20位前後に位置する。長年の政治・経済危機により石油産業への投資や設備更新が滞り、生産能力が大きく低下したためだ。

ベネズエラ西部マラカイボ湖の石油ターミナル|JBula_62 / Shutterstock.com
またR/Pレシオは極めて高く、理論上は数百年分の石油資源が残る計算になる。巨大な埋蔵量に対して生産量が低いことを示しており、「石油は豊富だが掘れていない国」という特徴を象徴している。
このためベネズエラは、埋蔵量では世界最大級でありながら、石油市場における実際の供給力は限定的という特殊な立ち位置にある。石油統計では、埋蔵量ランキングと生産量ランキングの差を示す典型例としてしばしば挙げられる。
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