男性が語る、僕たちが恋に落ちた瞬間20

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17. 彼女のいない人生は考えられないと気づいたとき

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「僕はアイルランド人で彼女はオーストラリア人。僕たちは、彼女がアイルランドに住む友達を訪ねて旅行に来たときに知り合ったんだ。結局、彼女は予定を大幅に伸ばして2年もアイルランドにいたけど、とうとうシドニーに戻らなきゃいけない日が来たとき、彼女がいない人生は考えられないと感じてプロポーズした。大正解だったと思ってる」

「6年間、あちらこちらに行っていた僕だけど、仕事を見つけて1年間デンバーに住んでいたとき、お隣さんだったのが彼女。すぐに仲良くなって付き合いだしたんだけど、また放浪癖が出てきてしまったんだ。彼女は大事だった。でも、一ヶ所にとどまっているのは本当の僕じゃない気がしたんだ。涙を流す彼女にお別れを言って、車を走らせた。6時間ぐらい走ったと思う。太陽が地平線に沈みながら空を真っ赤に染めたとき、彼女の心と、真っ赤な空が重なって見えたんだ。自由を手に入れるか、彼女を手に入れるか……そう考えたとき、僕はUターンした。翌日、彼女に結婚を申し込んだよ」

結婚はタイミングとよく言いますが、本物の恋に落ちたことに気づき、結婚を意識する瞬間もタイミングです。彼女との別れという究極のタイミングが来たとき、自分の気持ちに気づくという男性は多そうです。

18. 彼女の意外な面を見たとき

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「まだ結婚はしてないんだけど、彼女がひどい吹雪のなかを運転したことがあったんだ。しっかりと、まるで氷に覆われた道でも運転してしまうトラック運転手みたいに運転をこなしてた。彼女の遺伝子が欲しいと思ったよ」

「学内でフットボールのゲームをしたとき、彼女が完璧なスパイラルボールを投げた。この子だと感じたよ」

彼女の女らしいところに惹かれる男性は多いですが、男らしい側面に惹かれる男性もいます。いつもは女性らしい彼女が、あるとき、ふと男性顔負けの一面を見せると心をきゅっと掴まれてしまうんでしょう。

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Text by 西尾裕美