男性が語る、僕たちが恋に落ちた瞬間20

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15. 気持ちをわかってくれたとき

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「父親が死んで、5時間離れた実家まで葬式に参列するために戻ったときのこと。ホテルの部屋で一人寂しくしていたら、彼女が電話をかけてきてくれた。僕は、大丈夫だよって言ったけど、本当は悲しくてたまらなかった。電話を切ってからも寝つけなくてゴロゴロしていたら、朝4時ごろ、ドアをノックする音が聞こえたんだ。彼女だった。彼女は電話の様子から僕が本当は大丈夫じゃないと感じ取って、一晩かけて車を運転して会いに来てくれたんだ」

「彼女と将来の夢について語り合った。僕は、友達とこういう話になるとよく使う、ありきたりのことを言ったんだ。そうしたら彼女は、『で、本当にしたいことは何なの?』って……。『やりたくて仕方なくて、夜も寝れないようなことは?』と聞くんだ。口にすると馬鹿にされそうな、あり得ないけどやりたかった自分の夢を彼女には語ったよ。そうしたら彼女は、『じゃあ、やってみましょ?』って言ってくれたんだ」

誰にも言えない気持ちや思いを感じ取ってくれる相手は、性別に関係なく、とっても大切なものです。異性であれば、この人となら将来をともにしたいと思っても不思議はありません。

16. 痒いところに手が届く彼女だと気づいたとき

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「僕のCDが盗まれてしまうということがあったんだ。そうしたら、クリスマスに彼女が同じものをプレゼントしてくれた。とくに彼女に何も言ってなかったのに、覚えていてくれたのが嬉しかったね。彼女はいまも、僕の言った小さなことでも覚えていてくれるよ」

「テレビでアメフトの試合を流したまま、彼女自身は外で、当時一緒に直していたビンテージの車を整備していた。僕のために気を利かせて、自分には興味のない番組をかけてくれたんだ。やばい……僕はこの女性と結婚するんだと思ったね」

ちょっとしたことを覚えていてくれたり、こうして欲しいということを先回りしてくれる彼女なら、手放したくないと思うでしょう。口に出さなくても、男性は些細なことから女性の愛情をきちんと感じているようです。

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Text by 西尾裕美