この広い世界には、まだ出会ったことのない珍しい生き物が待ち受けている。生物の研究者たちは長い時間をかけ、水深1000メートル以上の深海からマダガスカルの高地までをめぐり、ユニークな種を見つけ出してきた。美しいウミウシや体の中が見える透明なカエルなど、想像を超えた15種をご紹介しよう。

◆1．リーフィーシードラゴン

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　リーフィー（葉のような）の名前のとおり、枯れ葉が固まったようなルックスだ。海藻と巧みに同化し、外敵から身を守っている。タツノオトシゴの近縁種であり、オーストラリア南岸でのみ見られる固有種だ。観賞用として人気が高く一時は盛んに採集されたが、個体数が減ってしまったことから、現在では保護の対象となっている。

◆2．ハリトレフェスマーシ

　メキシコの水深1200メートル以上の深海に住むクラゲであり、鮮やかな姿から「花火クラゲ」の愛称を持つ。暗い深海で光を反射しながら優雅に舞う姿は、まさに夜空に咲く花火のようだ。体に栄養分をめぐらせるための管が、放射状の模様となって浮かび上がっている。その美しい姿は研究者たちをも驚かせるほどだ。

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