「ステルス値上げ」許さない…対策に乗り出す国々 違反すれば罰金も
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◆「ステルス値上げは詐欺」フランスが乗り出した対策
消費者は「欺かれた」まま終わるのか。フランスでは小売店を対象に、ステルス値上げを行った商品に明確な注意文を表示する規制が導入された。
ユーロ・ニュースによると、小売店は7月1日から、商品の内容量が減少しているにもかかわらず価格が据え置きまたは値上げされている商品に対し、目立つ形でラベルを表示しなければならなくなった。
違反した場合、店舗管理者個人に対して最大3000ユーロ(約49万円)、法人に対して最大1万5000ユーロ(約240万円)の罰金が科される。ごく小規模な店舗や量り売りは対象外となる。
フランスのブルーノ・ルメール経済・財務相(当時)は「シュリンクフレーションは詐欺」と明言。「我々はこれを終わらせる。消費者の信頼を取り戻したい。信頼は透明性と表裏一体」と加えた。