なぜ韓国で「イエスジャパン」ブーム? 「ノージャパン」から反転、その理由とは
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◆かつてはユニクロに入店するだけで後ろ指
イエスジャパンブームに涌く韓国だが、かつて韓国で日本製品といえば、不買運動の対象でもあった。2019年、日本が韓国向けの半導体などの原材料の輸出規制を強化したことで、韓国で日本製品のボイコットが起きた。
中央日報(2月3日)は、日本のビールの売り上げに深刻な影響が及んだほか、自動車の日産は韓国市場から撤退したと振り返る。韓国の航空会社も日本への路線を減らした。
ユニクロに入店する人々をひそかに撮影し、非難の意図を込めてSNSに投稿する「ウパラッチ」(ユニクロとパパラッチを組み合わせた造語)が生まれるほど、日本への負の感情は大きかった。
だが、記事によると2022年までに、韓国の消費者はユニクロの服をオンラインショップで購入するようになった。ユニクロの現地法人であるFRLコリアの2022年度(22年9月~23年8月)の売上高は、前年度比30.9%増を記録したという。韓国の若い世代は歴史認識や政治問題よりも、実用性や自身が得られる満足感を重視しており、日本製品や日本文化に対する抵抗感が薄れていると記事は指摘する。