睡眠不足がもたらす10の悪影響 危険な「大丈夫」の勘違い
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◆7.心疾患
血圧以外にも、寝不足から来る心臓へのダメージは深刻な疾患を招くことがある。CDCは7時間未満の睡眠が続いた場合、心臓につながる血管が詰まってしまう冠状動脈不全や、脳の血管が破れてしまう脳卒中などのリスクが高まると警告している。
また、健康・医薬情報誌の米『ウェブMD』は、心臓発作・心不全・不整脈など、複数の循環系の病状が短時間睡眠によってもたらされると述べている。このように睡眠不足は多くの病気の根源となっており、不眠症の人々のうち90%が何らかのほかの疾患を併発しているとする推計もあるようだ。さらに、1万人以上のイギリス国民を対象とした20年以上に及ぶ大規模な追跡調査において、7時間睡眠を5時間未満の睡眠に減らした場合、あらゆる死因による死亡リスクがほぼ2倍となることが判明している。寝不足はまさに万病の元と言えるだろう。