「朝食を食べない派」に潜む危険、知っておくべき9つのこと

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◆8.低血糖症を招くことも

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人間の体は定期的なエネルギー補給を必要としており、そのためにも3度の食事が理想的だ。夕食以降、次の日の昼食までエネルギーを摂取しないと、血糖値が正常値の下限を下回る低血糖の状態にもなりかねない。また、健康な人でも起床直後は血糖値が比較的低い。脳と筋肉を本来のパフォーマンスで動かすためにも、朝食は有用だ。

◆9.集中力が変化

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朝食を抜くと集中力が低下したり、疲労を覚えやすくなったりすることがある。これはとくに子供の場合に顕著だ。ある研究では、朝食を食べた子供の方が学校でのテストの点数が高いという結果まで出ている。学業だけでなく、精神的な安定性にも影響することがあるようだ。

一部の専門家の間は、大人の場合は空腹を一定期間保つことで、逆に思考が冴えると考えられている。ケト・ダイエットで知られるこの状態は俗に「脂肪燃焼モード」ともいわれ、エネルギー源が炭水化物から体内の脂肪に切り替わる。脂肪の分解が促進されるほか、脳にとって良質なエネルギー源となり、思考に集中しやすいとされている。ただしケト・ダイエットは危険だと考える専門家もいるため、朝食を抜くことで似たような状態を目指す場合には十分に注意したい。

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Text by 青葉やまと