「これも認知症?」チェックしたい15の初期症状 日常のちょっとしたことから早期発見
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◆13.状況についていけない

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会話や出来事の流れについていけず、状況を把握するのに時間がかかるようになることも、認知症の初期兆候として見られる。複数の人が話している場面で内容を理解できなかったり、話題が変わると混乱したりすることが増えるのが特徴だ。これは、情報を同時に処理し、全体像をつかむ力が低下するためと考えられている。
本人は「説明が分かりにくい」「周囲がせわしない」と感じがちだが、実際には理解が追いついていない状態にあることも少なくない。会話に入らなくなったり、場違いな受け答えが目立ったりする場合、単なる集中力の問題と片付けず、変化が続いているかどうかを注意深く見ることが重要だ。
◆14.ルールやマナーを無視するようになった

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社会的なルールやマナーを守れなくなる変化も、認知症の初期兆候として現れることがある。列に割り込む、大声で私的な話をする、相手の都合を考えずに発言するといった行動が目立ち始め、「非常識になった」「空気が読めなくなった」と周囲が感じる場合もある。これは善悪の判断そのものが失われたというより、場に応じて行動を抑制したり、相手の立場を想像したりする脳の働きが弱まるためと考えられている。
本人には自覚が乏しく、注意されると不満や反発を示すこともある。性格の変化として片付けられがちだが、以前との違いが明確で、複数の場面で繰り返される場合は注意深く受け止める必要がある。




