「これも認知症?」チェックしたい15の初期症状 日常のちょっとしたことから早期発見
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◆9.以前ならできた作業に苦労する

SpeedKingz / Shutterstock.com
これまで問題なくこなしていた作業に時間がかかったり、手順が分からなくなったりする変化も、認知症の初期に見られる兆候だ。料理や家計簿の記入、家電の操作など、慣れた日常動作で戸惑いが増えるのは、記憶力だけでなく、計画を立てて順序どおりに進める力や注意を持続させる力が低下するためとされる。
本人は「集中できない」「最近疲れやすい」と感じがちだが、途中で作業を投げ出したり、同じ手順を何度も確認したりする様子が目立つことがある。こうした変化は少しずつ進むため周囲も気付きにくいが、「以前なら当たり前にできていたことが難しくなっている」状態が続く場合、単なる物忘れとは区別して考える必要がある。
◆10.時間や場所がわからなくなる

BongkarnGraphic / Shutterstock.com
今が何時なのか、どこにいるのかといった時間や場所の感覚があいまいになることも、認知症の初期兆候として知られている。外出先で目的地に着いてから「なぜここに来たのか分からない」と感じたり、よく知っている道でも一瞬迷ったりすることがある。これは新しい情報を整理し、状況を把握する力が低下するためと考えられている。
本人は一時的な勘違いや疲労のせいだと思い込みがちだが、曜日や日付を頻繁に確認するようになったり、帰宅に不安を感じたりする変化が重なる場合は注意が必要だ。違和感が断続的にではなく繰り返し現れるかどうかが、見極めのポイントになる。




