なぜ世界で新幹線が愛されるのか?海外初進出の台北、真価発揮の米テキサスなど
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♦︎空路並みの利便性目指すベトナム
新幹線方式の導入はベトナムでも検討されている。ベトナム高速鉄道は、首都ハノイとホーチミン間の1630キロを結ぶ予定の新線だ。30時間ほどかかる現行路線を3分の1にまで時間短縮することが期待されている。
完成直後の営業運転は時速200キロ前後に留まるようだが、ゆくゆくは最高時速350キロにまで引き上げられる見込みだ。ベトナムでは格安航空会社が都市間移動の手段として人気を集めているが、350キロで営業運転が可能となれば鉄路が利便性の面で空路に匹敵するものと期待される。