世界で最も裕福な王族・貴族ランキング トップ20 1位は資産4兆円

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◆6位:ムハンマド6世(モハメッド6世)

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国:モロッコ
純資産:21億ドル

1999年に国王として即位し、17世紀半ばから続くアラウイット王朝の23代目の国王となる。モロッコの憲法では、首相、内閣、裁判官の任命、高等法院の主宰なども国王に権利があり、軍隊の最高司令官も兼任する。また、金融サービス、通信、鉱山会社、製糖会社、酪農会社など、複数の上場企業の株式を保有する持ち株会社Société Nationale d’Investissement(SNI、ソシエテ・ナショナル・ド・インベスメント)の株式の35%も即位とともに手に入れており、国王とその相談役に利権が集まるとして論議の的となっている。

◆5位:ハンス・アダム2世

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国:リヒテンシュタイン公国
純資産:70億ドル

リヒテンシュタイン公フランツ・ヨーゼフ2世と、リヒテンシュタイン赤十字社を創設したことで知られるジーナ姫(ゲオルギーナ・フォン・ヴィルチェク伯爵夫人)の長男。スイス生まれ。1989年、父が崩御したため即位し、元首として摂政を引き継ぐ。2004年に長男のアロイス皇太子を君主代行として日常の公務を引き継ぎ、将来の王位継承者とした。元首として法律の拒否権、閣僚や裁判官の任命権、閣僚の解任権を持っている。一族は世界最大のプライベートバンキング会社であるLGTグループを運営しており、国からは歳費を支給されていない。

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Text by 西尾裕美