赤身肉、週2食以上で糖尿病リスク上昇か 米研究
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◆研究者「週に1食程度が妥当」
もっとも、赤身肉の取りすぎについてはかねて有害性が指摘されており、摂取量を減らすことで健康に有益となる可能性は高い。
論文のシニアオーサー(上席著者)であるウォルター・ウィレット教授(疫学・栄養学)は、ニューヨーク・タイムズ紙に対し、「我々の知見とほかの研究者によるこれまでの研究結果を考慮すると、健康と幸福を高めたい人々にとって、赤身肉は週に1食程度に制限するのが妥当でしょう」と語る。
既存の研究においても、赤身肉の摂取と2型糖尿病の発症リスクとの関係は示唆されていた。だが今回の研究では、わずか週2回の摂取でリスクに影響することが示された点で新しい。
論文に関与していない栄養学者のレベッカ・ヒールド氏は、米ヘルス・ライン誌(10月20日)に対し、「特に、リスク上昇の程度が週2食の摂取で上昇するという点では、いささか驚きです」と語る。