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日本の街が1位 「世界で最もクールな街」ランキング

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都市の中でも特に個性的で活気のある「地区」はどこなのか。イギリスのカルチャー誌タイムアウトは「世界で最もクールな街」ランキングを発表した。世界各都市の編集者やライターの推薦をもとに、カルチャーや食、ナイトライフ、コミュニティの雰囲気などを基準に選んだものだ。日本の街も上位に入るなど、世界各地の個性的な地区が並ぶ。20位から順に見ていく。

◆20位 ベンクーレン(シンガポール)

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シンガポール中心部のブギス近くにある地区で、文化施設や芸術学校が集まるエリアとして知られる。周辺にはナンヤン芸術学院(NAFA)やラサール芸術大学があり、学生やクリエーターが多く行き交う。かつてはバックパッカー向けの安宿や手頃な飲食店が多い地域だったが、近年はカフェやギャラリー、小劇場などが増え、古い商業施設やローカル店と新しい文化が混ざり合う街へと変化している。

タイムアウト誌は、こうした多様な要素が共存する点を評価する。古いショッピングビルの中に個性的な店や飲食店が隠れているなど、歩いて探索すると魅力的な場所が見つかる街で、芸術学校の学生が集まる若い雰囲気やインディー文化の活気がこの地区の魅力だとしている。

◆19位 クアルティエーリ・スパニョーリ(イタリア・ナポリ)

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ナポリ中心部、トレド通りの西側に広がる歴史ある地区。16世紀にスペイン統治下で兵士の宿舎として整備された地域で、細い路地と密集した建物が入り組む独特の街並みで知られる。洗濯物が路地の上に張られたロープに干される光景や、小さな食堂やバールが並ぶ庶民的な雰囲気が特徴で、近年はストリートアートや小さな飲食店が増え、観光客も訪れる活気ある地区になっている。

タイムアウト誌は、こうした活気ある路地文化と地元の生活が色濃く残る雰囲気を評価する。壁画やマラドーナの肖像が描かれた通り、昔ながらの食堂やバーが集まり、ナポリらしいエネルギーを体感できる地区だとしている。

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Text by 切川鶴次郎