日本競馬を沸かせた歴代高額賞金馬ランキング・トップ20

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12位:ナリタブライアン
獲得賞金:11億2692万円(クラシック三冠ボーナス1億円含む)
性別:牡
国内通算成績:21戦12勝(12-3-1-5)
「シャドーロールの怪物」の二つ名で90年代中期に活躍。伝説の調教師・大久保正陽氏が手掛けた代表的な名馬だ。1994年には皐月賞、日本ダービー、そして菊花賞から成る牡馬クラシックを制し、晴れて三冠馬となった。同年の有馬記念では単勝1.2倍の圧倒的支持を背に、2着を3馬身引き離す余裕の勝利を見せた。引退後は種牡馬となり、国内としては史上最高額となる20億円のシンジケートが組まれている。

11位:ヴァーミリアン
獲得賞金:11億6860万円(海外分3575万円含む)
性別:牡
国内通算成績:32戦15勝(15-5-1-11)
海外通算成績:2戦0勝(0-0-0-2)
パワーとスタミナでコースを駆け続け、G1レース9勝という偉業を成し遂げた。2歳馬であった2004年にデビューし、2008年のジャパンカップダートでは切れのある末脚でスタンドの目を奪いながら優勝。引退前2年ほどになるとやや出走ペースが鈍るものの、8歳まで出走を続けている。母馬はスカーレットレディで、産駒として優秀なスカーレット一族の一角を成す。その父がサンデーサイレンスとなり、前出のスペシャルウィークはヴァーミリアンの叔父にあたる存在だ。

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Text by 青葉やまと