気をつけたい、毒性のある食品20 日常的に食べているあの食材も
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9. ひまし油・キャスターオイル
ひまし油はトウゴマの種子からとれるオイルで、工業原料や医薬品として昔から使われていたことに加え、最近ではアロマオイルの愛好者から人気が高い。オイルが鎮痛剤や抗炎症剤としての効果が期待されるリシノール酸を含むためであるが、同時に、過剰摂取すると有毒となる要素も入っている。
ひまし油に含まれる毒素はリシンで、原料となるトウゴマの種子をそのまま飲み込んでも影響はないが、種子をつぶして絞った油では毒性が高くなっている。少量で致命的となるのでひまし油を購入するときは豆がすべての安全ガイドラインに準拠していることを確認することが必要。また、ひまし油は食用ではないので、間違って口にすることがないようにしたい。
10. インゲン豆
インゲン豆は、生で食べると中毒を起こす可能性がある。豆類には、天然の殺虫剤として機能するタンパク質であるレクチンが含まれている。そのため、生で大量に摂取するとレクチンが消化器系の細胞の表面に結合し、吐き気、下痢、嘔吐などの症状を引き起こす。
少量なら問題はないが、食べるときは完全に火を通して食することがおすすめだ。これは、インゲン豆だけでなく、エンドウ豆などのほかの食用の豆にも共通して言える。
また、エンドウ豆に似たスイートピーの豆はマメ科レンリソウ属で、毒性があり、食用ではないので注意。