気をつけたい、毒性のある食品20 日常的に食べているあの食材も

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15. 唐辛子

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唐辛子には、辛みの原因となるカプサイシンと呼ばれる化学物質が入っている。カプサイシンは死に至るほどの毒性は持っていないが、多く摂取すると肺が収縮し、吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、灼熱感を引き起こす可能性がある。

また、唐辛子はペッパースプレーの原料ともなっており、皮膚に付着すると炎症を伴う痛みや赤みを引き起こす。目に入ると激しい痛みを伴い、涙や赤みが生じる。カプサイシンに敏感な人は喘息発作や呼吸困難となる可能性もあるので注意。

16. ナチュラルチーズ

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カマンベールチーズなどの柔らかいチーズは非常に美味だが、実は、これらの柔らかいチーズ(ナチュラルチーズ)は原料が低温殺菌されていない場合もあり、毒性がある食品とされている。

低温殺菌とは、牛乳を特定の温度に加熱することによって有害な細菌を殺すプロセスで、リステリア症、腸チフス、結核、ジフテリアなどの病気の原因となる有害な菌であるリステリア菌などを殺してくれる。そのため低温殺菌をしていない生乳やそれを使って作られたナチュラルチーズにはリステリア菌などが入っている可能性もあるので注意が必要だ。

健康な大人であれば問題なく摂取できる場合が多いが、免疫力が落ちている場合は食中毒を起こすので、ナチュラルチーズは米国には商業的に輸入されていない。

とくに、妊娠中の女性は、リステリア菌が流産、病気、または新生児の死亡を引き起こす可能性があるので、ナチュラルチーズは控えるか、低温殺菌されている商品かどうかをきちんと確認して購入したい。

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Text by 西尾裕美