気をつけたい、毒性のある食品20 日常的に食べているあの食材も

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19. エルダーベリー

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薬用シロップやソーダ、リキュールなどに使われる薬用植物の一つにエルダーベリー(西洋ニワトコ)がある。ポリフェノールやビタミンA、ビタミンCを含むとして食用としても人気だ。

しかしエルダーベリーには胃に障害を引き起こすレクチンという物質が含まれている。この物質はおもに樹皮、未熟な果実、種子に含まれており、熟した実でも、熱を加えて調理することが求めらている。

また、青や黒色のエルダーベリーのみが食用であり、それ以外の色の実は食べないようにしたい。

20. アキー(ackee)

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アキーはジャマイカ原産の果物。人気の果物だが、19世紀ごろから有毒であることが知られており、非常に危険な果物として米国が生の果実の輸入を禁止しているほどだ。

果物は赤く熟れた状態でなら摂取可能。しかし、まだ黄色く未熟な果実には毒性レベルが高いヒポグリシンAが含まれている。これを摂取すると、嘔吐、低血糖、さらには死に至る可能性もある。また、黒い種子は果実の成熟に関係なく常に有毒である。

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Text by 西尾裕美