「人口あたりの美容整形手術が多い国」ランキング・トップ20

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 美を追求するため、美容整形を受けるべきか否か。垣根の高さは、国によってずいぶんと違いがあるようだ。米データサイトのインサイダー・モンキーは、国別美容整形率ランキングを発表している。美容整形に対する抵抗感が少なく、経済的にも積極的に実施しやすい国が上位に入った。

◆脂肪吸引やボトックスの需要が大きい
 一口に美容整形といっても、その内容はさまざまだ。施術箇所の傾向は国ごとに異なっており、文化圏によって関心を寄せる部位が異なっていることがわかる。

 韓国では、脂肪吸引などが好まれている。米バージニア州の形成外科「ヘス・プラスティック・サージェリー(HPS)」によると、韓国ではほかにも鼻の整形などが多く行われている。二重まぶたへの関心も非常に高い。この手術だけでも、2010年に4万4000件以上が実施されたという。

 脂肪吸引はほかの多くの国々でも実施されており、イタリアやブラジル、コロンビア、アメリカなどで需要が高い。豊胸手術も世界的に人気だ。アジアよりは欧米文化圏で好んで行われており、ギリシャ、ブラジル、アメリカで実施が多い。

 ボツリヌス菌による毒素を注入しシワなどを軽減する「ボトックス」も、非外科的施術で広く知られている。アメリカなどで特に関心が高い。世界の人口統計を掲載する「ワールド・ポピュレーション・レビュー」は、「ボトックスはアメリカで、間違いなく最も人気がある」としている。

 人気の要因として、部分麻酔をかけるだけでよいため比較的短時間で済むほか、費用もほかの施術内容に比べて手軽であることが挙げられるという。ボトックスはギリシャや台湾でも広く実施されている。

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Text by 青葉やまと