北朝鮮の真の姿を伝える20のこと 地下には10兆ドルのお宝が眠る?

Pyongyang Press Corps Pool via AP

♦︎アメリカと比べると……
 北朝鮮の経済規模は、必ずしも大きくはない。GDPは、マイクロソフトの共同創業者であるビル・ゲイツ氏の資産額の4分の1から5分の1程度に留まる。地理的には朝鮮半島全体の過半数を占めるが、それでも日本の領土と比べると3分の1ほどだ。アメリカとの比較では、一つの州(ペンシルバニア州)ほどの面積しかない。人口については国全体でも2500万ほどで、これは東京やニューヨークなどの大都市(人口800〜900万強)が3つあれば抜かれてしまう規模だ。

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♦︎識字率は100%?
 15歳以上の国民の識字率は100%となっている。ただしこれは北朝鮮自身の発表によるもので、真偽のほどは定かでない。統計つながりでもう一つ数字をあげると、道路の舗装率はかなりお粗末だ。国全体の道路の総延長は7400キロメートル以上に及ぶが、このうち舗装されている道路の割合は2.83%に過ぎない。残りの97%以上は未舗装ということになり、インフラ整備に手が回っていないことを如実に示している。

PYONGYANG, NORTH KOREA – AUGUST 27 2013: Schoolchildren in uniform / christiantimeless / shutterstock.com

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Text by 青葉やまと