ノーベル賞「受賞者数が多い国」トップ20──圧倒的1位は? 日本は何位
Goran Of Sweden / Shutterstock.com
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◆2位 イギリス(144)

カズオ・イシグロ氏(2017年文学賞)|Fred Duval / Shutterstock.com
イギリスは、量子・凝縮系の理論から素粒子・構造生物学まで「基礎の厚み」で受賞史を牽引してきた。位相的相転移の理論で物質観を拡張し、次世代量子技術の地平を開いた系譜があり、ヒッグス機構の提唱と検証は同国の研究文化を象徴する。
生体分子を原子分解能へ近づけたクライオ電子顕微鏡の発展、そして不斉有機触媒の確立など、化学でも世界標準を更新してきた。文学ではカズオ・イシグロが「記憶と時間」をめぐる普遍性で評価され、北アイルランド和平に尽力した政治家たちの受賞は、市民社会と制度の力を映し出した。
◆1位 アメリカ(425)

バラク・オバマ氏(2009年平和賞)|Octavio Hoyos / Shutterstock.com
アメリカは、物理・化学・医学から文学・平和・経済に至るまで受賞が切れ目なく続き、大学・国立研究所・産業研究の三層と、世界から集う人材の厚みが土台になっている。近年の科学では、mRNAワクチン基盤を築いたドリュー・ワイスマンの受賞が象徴的で、基礎から臨床への橋渡し力を示した。
化学ではK・バリー・シャープレスが異例の二度受賞者として、合成化学の作法を刷新してきた。文学ではトニ・モリスンがアメリカの記憶と現実を描き切り、平和ではキング牧師やバラク・オバマの系譜が「権利と協調」を国際社会に照射した。背景には、長期にわたる研究投資と受け皿の広さ、そして移民・留学生が受賞に大きく寄与してきたという事実がある。
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