×

外国人に“刺さる”神社トップ10 「生の声」から読み解く人気の理由

ItzaVU / Shutterstock.com

◆2位:明治神宮

Richie Chan / Shutterstock.com

明治神宮は、東京の中心部に広大な社叢林を抱く神社で、明治天皇と昭憲皇太后を祭る。原宿駅・代々木駅から参道が延び、巨木に囲まれた玉砂利の道を進むと大鳥居や拝殿に至る。

境内には宝物殿や明治神宮ミュージアム、四季の花が楽しめる御苑があり、都心にありながら静謐な空気が保たれている。通常は日の出から日没までの開門で、行事や参拝作法にも配慮が行き届いた、都市の中の聖域である。

Richard Whitcombe / Shutterstock.com

グーグルマップの外国人のクチコミでは、「都会の真ん中にある静けさ」「森林の散策路と広い参道」「清々しい雰囲気」が繰り返し称賛される。平日昼は人出が「多いが息苦しくない」程度で、連休や正月期は混雑しやすいとの記述が目立つ。拝殿は撮影可だが内部は不可とする注意喚起、参道は玉砂利で距離もあるため足腰に不安がある人には不向きという指摘、日の出〜日没の開門で夕方に締門が早まる場合があるという実体験も複数。

御朱印は休日に待ち時間が長くなる例があり、御苑は有料、ミュージアムも別料金との具体情報が挙がる。お守りやおみくじ、絵馬体験、伝統婚礼に遭遇した喜びなど文化的魅力も高評価。原宿や新宿と組み合わせやすい立地も利点として言及された。総じて、静けさを味わうなら平日か休日の早い時間、歩きやすい靴でという実践知が共有されている。

次のページ 千本鳥居の没入感と写真映え

Text by 切川鶴次郎