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外国人に“刺さる”神社トップ10 「生の声」から読み解く人気の理由

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◆3位:太宰府天満宮

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太宰府天満宮は、福岡県太宰府市にある天神信仰の中心で、学問の神・菅原道真を祀る。参道の商店街を抜け、心字池に架かる三つの太鼓橋を渡って楼門・本殿へ至る。

境内には梅の名木や池、石橋、歴史資料を扱う施設があり、御朱印やお守り、絵馬などの授与も盛んだ。名物の梅ヶ枝餅をはじめ土産や飲食の選択肢が多く、都市部から鉄道・バスでのアクセスも容易で、日帰り参拝や観光散策の目的地として人気が高い。

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グーグルマップの外国人クチコミでは、学業成就のご利益を目当てに訪れ、撫で牛に触れる、絵馬に願いを書く、学業お守りを授与する、といった体験が好評だ。参道の小さな店や食べ歩き(梅ヶ枝餅、カフェ等)は滞在価値を押し上げ、橋や池、古木がつくる写真映えする景観も支持されている。一方で、休日や連休は混雑し御朱印や撫で牛に行列ができる、池の水面がやや荒れていたという指摘、本殿の規模が想像より小さいとの声も少数ある。

早朝は静かで快適という体験談が複数あり、博多からの短時間アクセスや隣接ミュージアムの併訪しやすさも利点として言及された。総じて、天神さまへの祈りと門前町のにぎわいを一度に味わえる小旅行先として推されている。

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Text by 切川鶴次郎