「世界の恐ろしくも美しい橋」20選 足元はガラス張りの橋、ツルだけでできた日本の秘境の橋も
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◆15. 足元に急流「ロイヤル・ゴージ・ブリッジ」
美しい渓谷に架かる「ロイヤル・ゴージ・ブリッジ」は、2001年まで世界で最も高い橋であった。川底からデッキまでの間に、ニューヨークの摩天楼を象徴するクライスラービルがほぼ丸々収まるほどだ。木製のデッキの隙間からは、はるか290メートル下を駆けるアーカンソー川の急流が覗く。2013年には付近で火災が発生し、峡谷の9割に延焼した。不思議なことにロイヤル・ゴージ・ブリッジは、端の床版を100枚ほど焦がしただけで、深刻な被害を免れている。
◆16. 時速130キロまでOK「ミヨー橋」
フランス南部の「ミヨー橋」は、主塔からのワイヤーで直接デッキを支える方式の斜張橋だ。最も高い主塔の高さは340メートル以上と、エッフェル塔の324メートルを上回る。しかしある意味で高さよりも恐ろしいのは、その制限速度だろう。開通当初、なんと時速130キロでの走行が許されていた。しかしあまりに風光明媚なことから、停車して写真を撮る観光客が続出し、危険を避けるため速度制限は引き下げられることとなった。それでもなお、現在でも時速110キロで通行可能だ。