人間にとって危険なクマ ランキング 世界の12種を比較
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◆10位 ツキノワグマ

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ツキノワグマは日本を含む東アジアから東南アジアに広く分布するクマで、胸元の白い三日月状の模様が名前の由来となっている。森林を中心に生息し、木登りが得意で行動範囲も比較的広い。雑食性で、木の実や昆虫、小動物などを食べるが、人間の生活圏に近い地域では農作物を狙うこともある。性格は臆病とされる一方、警戒心が強く、視界の悪い山林で突然遭遇した場合や逃げ道を失った状況では、攻撃的な行動に出ることがある。体格はヒグマより小さいものの、爪や歯は鋭く、油断は禁物だ。

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日本では、ツキノワグマによる人的被害がたびたび報告されてきた。山菜採りや登山中の遭遇事故が多く、突進や咬みつきによって重傷を負うケースも少なくない。近年は生息域の変化や人里への出没増加により、住宅地周辺で被害が起きる例も目立つ。死亡事故に発展することは多くないが、攻撃は突発的で回避が難しい場合もある。人とクマの距離が縮まる中で、最も身近で現実的な危険をもたらすクマの一種と言える。




