宝くじで18億円と4千万円を獲得した2人 高額当選後の「対照的」な人生

画像はイメージ(Flicker/ Ishikawa Ken

マイケルさんの当選金額とは桁が違いますが、アメリカ・バージニア州のレストランで働いていた82歳のビンセント・モスケラさんという男性もまた、宝くじに当選した1人です。

ビンセントさんは、2022年4月にバージニア州のクジに当選し、当選金286,316ドル(約4,000万円弱)を受け取った後、レストランに戻ってウェイターの仕事を続けたという話がSouthern Livingで報じられました。ビンセントさんは、若くして大金を手にし生活が一変してしまったマイケルさんとは正反対のケース。

当選当時、すでに82歳の高齢だったにも関わらず、仕事を愛するビンセントさんは大金を手にしても、退職する気は全く無かったそうです。

運よく大金が手に入ったなら、その後もずっと幸福でいるためには、ビンセントさんのように自分の生活を大きく変えず、これまで通り働き続け、堅実に暮らし続けることが大切なのかもしれませんね。

マイケルさんの生活は、今や見違えるほど変わりました。それまで手に入れた大きな家も高級車も売り、現在では時給10ポンド(約1,800円)で薪や石炭を運ぶ仕事に就いているといいます。

マイケルさんがクジに当選して間もなく、彼の元を去った元妻のサンドラさんとも復縁しているようです。子供もいますが、マイケルさんは子供にはちゃんと働いてもらいたいので、「我が子にお金を残せば良かったとは思っていない」と言います。

マイケルさんは、今でも時折クジを買うこともあるそうですが、当選した人にはこうアドバイスしたいそうです。「仕事を辞めないでください。たとえ1日数時間でも、働き続けてください」

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Text by 千草ルシア