あなたの夫婦関係が悪化するか計算式でわかる? 「ロサダライン」の法則とは
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◆ロサダ氏が提唱する「3:1」の法則
これをカップルに応用したものがロサダラインだ。ウェルビーイングに特化した情報を発信する英マインド・ツール誌は、「ポジティブな関係性を築くための理想的なレシピ」として紹介している。
夫婦の場合でもビジネスの場と同じく、ポジティブな発言数をネガティブな発言数で割って2.9以上になる状態が理想だという。つまり、否定的なコメント1つに対して約3回の前向きな言葉を口にしていないと、関係が悪化してゆく危険性があるということだ。
なにかと否定的な言葉が口を突いてしまう場合、どのように気をつければ夫婦関係を改善できるだろうか。同誌はまず、自分の感情をコントロールするよう呼びかけている。良くないことが起きた日でも、相手にまで冷たい言葉を投げかけないようにと同誌は説く。ほか、相手の良い点を意識して探すことや、悪いことを伝える場合でもポジティブな話題から切り出し前向きに締めることが有効だという。
組織文化の醸成を手がけるコンサルタントであるラジャ・テワリ氏は、投稿サイトのミディアム(2019年12月26日)上に記事を掲載している。読者に対し、パートナーなど重要な相手に対して3:1の交流法を実施していないのであれば、すぐに活用した方が良いと勧める内容だ。傾聴、積極的な質問、笑顔を向けるなどすると、さらに関係を良好にできるという。
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