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コレステロール、中性脂肪が高いなら避けるべき13の食品 脂質異常症を改善へ

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◆2.牛乳やバターなどの全脂乳製品

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 全脂乳製品は飽和脂肪酸とコレステロールが多く含まれており、血中コレステロール値を上昇させ、心臓病のリスクを高める。全乳(低脂肪や無脂肪でない通常の牛乳)もこうした食品の一つだ。

また、チーズにはナトリウムも多く含まれており、摂取量に注意が必要だ。代わりに、スキムミルクや低脂肪ヨーグルト、一定程度脱脂された牛乳を用いて作られる低脂肪チーズなど、低脂肪製品を選ぶとよい。

◆3.お酒

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 アルコールは脂質異常症、とくに中性脂肪が高い人にとって注意が必要な食品(飲料)だ。飲酒すると肝臓で中性脂肪の合成が進み、血中の中性脂肪が上がりやすい現象がよく見られる。さらにアルコール自体が高カロリーで、つまみの揚げ物や塩分の多い料理が一緒になりやすく、体重増加や脂質の悪化につながりやすい。

ガイドラインや専門家の総説では、中性脂肪が150mg/dL以上なら飲酒量を減らすこと、500mg/dLを超えるような高値では禁酒も含めて強く制限することが勧められている。「少量なら善玉(HDL)コレステロールが増える」という面も指摘されるが、効果には個人差があり、中性脂肪の上昇リスクのほうが問題になりやすい。コレステロールや中性脂肪が高い人は、まず毎日の飲酒習慣を見直し、飲むとしても量と頻度を抑え、休肝日を増やすことが基本になる。

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Text by 青葉やまと