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コレステロール、中性脂肪が高いなら避けるべき13の食品 脂質異常症を改善へ

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◆4.トランス脂肪酸を含む食品

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 トランス脂肪酸は、コレステロール値を上昇させる。ポテトチップスなどの袋菓子やビスケット、調理済の状態で売られているサンドイッチ、レンジで作るポップコーンなどに多く含まれており、これらの食品は避けるべきだ。

トランス脂肪酸は心臓病のリスクを高めるため、食品ラベルを確認し、極力摂取を控えたい。

◆5.塩分の多い食品

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 塩分の多い食品は、脂質異常症の人にとって「直接コレステロールを上げる食品」ではないが、避けるべき理由は大きい。塩分過多は血圧を上げ、動脈硬化の進行を早める。脂質の異常と高血圧が重なると心筋梗塞や脳卒中のリスクが相乗的に高まるため、同時に管理する必要がある。加えて、塩辛い味付けは食欲を刺激しやすく、主食や脂の多いおかずの食べ過ぎにつながり、結果として体重増加や中性脂肪の悪化を招きやすい。

 具体的には、ラーメンやうどんの汁、漬物、干物、塩蔵の魚卵、ハムやベーコンなどの加工肉、練り物、インスタント食品、スナック菓子、濃い味の総菜や外食メニューが代表例だ。対策としては、汁物は具を中心にして汁を残す、加工食品や総菜は「減塩」表示を選ぶ、味付けを薄めにして香辛料や酸味、だしで満足感を補う、といった工夫が現実的だ。塩分を控えることは血圧だけでなく、脂質管理の土台にもなる。

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Text by 青葉やまと