◆12位　鹿児島県・指宿温泉（999票）

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　指宿温泉は、鹿児島県薩摩半島の東南端に広がる温泉地で、海岸線に沿って湧く豊富な湯と、世界的にも珍しい「砂むし温泉」で知られる。海辺の砂浜の下から高温の温泉が噴き出し、自然に温められた砂に浴衣のまま埋まり発汗を促す入浴法は、元禄期にはすでに行われていた記録があるという。

砂はおよそ50〜55度に保たれ、係員が体に砂をかけてくれるため、短時間でも全身が芯から温まる。泉質は主にナトリウム塩化物泉で、湯上がりの保温感が強い「熱の湯」系の浴感が特徴だ。温泉街には砂むし会館「砂楽」などの施設や宿が点在し、開聞岳や東シナ海の景観と合わせて、海と火山がつくる南国的な温泉リゾートを楽しめる。

◆11位　青森県・八甲田温泉・酸ヶ湯温泉（1003票）

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　八甲田温泉は八甲田山中の一軒宿の秘湯で、ブナ林に囲まれた静かな環境が魅力。4種の源泉を持ち、白濁の酸性硫黄泉や天然炭酸を含む湯などを湯めぐりで味わえる。

酸ヶ湯温泉は近隣にある古い湯治場で、強酸性の硫黄泉と巨大な木造混浴浴場「ヒバ千人風呂」が全国的に有名。男女別の時間帯もあり入りやすい。ロープウェイや登山、紅葉観光の拠点にもなり、湯上がりの温まり感も強い。豪雪の冬は雪景色と乳白の湯が非日常を演出する。

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