「一度は行ってみたい」温泉地ランキング・トップ20 1位は6年連続 じゃらん調査
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◆14位 大分県・別府温泉郷(991票)

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別府温泉郷は、大分県別府市を中心に広がる日本有数の温泉地で、市内各地から立ちのぼる湯けむりの景観が象徴的だ。湧出量と源泉数がともに国内最大級とされ、古代の地誌「豊後風土記」にも噴気地帯の記述が残るほど歴史が深い。
温泉地は「別府八湯」と呼ばれる8エリア(別府、浜脇、鉄輪、明礬、亀川、観海寺、堀田、柴石)に分かれ、海沿いの街湯から山あいの湯治場まで多彩な雰囲気を楽しめるのが特徴である。強い硫黄泉や塩化物泉、泥湯など泉質の幅も広く、目的に合わせて湯めぐりできる。高温の噴出口を巡る「地獄めぐり」は別府観光の名物で、海地獄や血の池地獄など色や形の異なる源泉風景を間近に見られる。温泉、景観、街歩きが一体化した滞在型リゾートとして、国内外から多くの旅人を引きつけている。
◆13位 静岡県・熱海温泉(998票)

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熱海温泉は、静岡県熱海市の相模湾に面した海辺の温泉地で、奈良時代に開湯したと伝わる歴史を持つ。市内には500以上の源泉があり、総湧出量は毎分約1万7000リットル(熱海市の2011年調査)という豊かな湯量が特徴だ。泉質は塩分を含む塩化物泉が中心で、湯上がり後も体が冷えにくい「熱の湯」として親しまれてきた。
温泉街は海に向かってすり鉢状に広がり、宿の露天風呂や海沿いの散策路から港町らしい景観を楽しめる。歴史ある「熱海七湯」の跡を巡る街歩きも名物で、商店街や美術館、梅園など観光資源も多彩だ。夜には熱海海上花火大会が年間を通して開かれ、湯けむりと海の夜景を華やかに彩るリゾートとして人気が高い。




