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「一度は行ってみたい」温泉地ランキング・トップ20 1位は6年連続 じゃらん調査

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◆6位 大分県・由布院温泉(1428票)

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 由布院温泉は、大分県由布市の由布岳(豊後富士)の麓、標高約400メートルの由布院盆地に広がる温泉地だ。田園風景と小さな温泉街が調和した景観が特徴で、派手な歓楽色よりも「滞在して歩く」落ち着いたリゾートとして発展してきた。泉質はアルカリ性単純温泉が中心で、無色透明で肌触りがなめらかな「美肌の湯」として親しまれる。

温泉街の象徴である金鱗湖は朝霧が立つ早朝の幻想的な風景が名物で、湖畔散策と入浴を組み合わせた滞在が人気だ。土産物店や食べ歩きの店が並ぶ湯の坪街道や、旅館の露天風呂、共同浴場めぐりなど楽しみ方が豊富で、四季の自然と温泉文化をゆったり味わえる温泉地である。

◆5位 北海道・登別温泉(1484票)

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 登別温泉は、北海道登別市の山あいに広がる道内屈指の温泉地で、荒々しい噴気と湯けむりが立ちのぼる地獄谷を源泉地帯として発展してきた。最大の特徴は泉質の多様さで、1つの温泉地に硫黄泉や食塩泉、酸性泉など9種類もの泉質が湧くことから「温泉のデパート」と呼ばれる。

豊富な湯量と効能の幅広さにより、湯治から観光まで幅広い目的で親しまれている。温泉街からは地獄谷や大湯沼、足湯スポットへ散策でき、夜は遊歩道のライトアップで幻想的な景観も楽しめる。自然の迫力と温泉文化が一体化したリゾートとして、四季を通じて人気が高い。

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Text by 切川鶴次郎