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「一度は行ってみたい」温泉地ランキング・トップ20 1位は6年連続 じゃらん調査

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◆18位 石川県・加賀温泉郷(611票)

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 加賀温泉郷は、石川県南西部の加賀市と小松市にまたがる温泉地の総称で、山代温泉、山中温泉、片山津温泉、粟津温泉の4つの名湯から成る。いずれも長い歴史を持ち、北陸有数の湯どころとして発展してきた。山代温泉は1300年以上の歴史を誇り、文化人にも愛された温泉街として知られる。

山中温泉は渓谷沿いの情緒が魅力で、総檜造りの共同浴場「菊の湯」や、鶴仙渓の遊歩道など、湯と自然散策を組み合わせた滞在が楽しめる。片山津温泉は柴山潟の湖畔に広がり、湖面越しに霊峰白山を望む開放的な景観と、塩分を含む湯が特徴だ。粟津温泉は山里にたたずむ静かな湯治場の雰囲気が残り、落ち着いた滞在に向く。4温泉は車や鉄道で相互に行き来しやすく、泉質や街並みの違いを味わいながら湯めぐりできるのが加賀温泉郷最大の魅力である。

◆17位 北海道・ニセコ温泉(614票)

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 ニセコ温泉は、北海道ニセコ町や蘭越町、倶知安町に点在する温泉群の総称で、ニセコ連峰の山麓に広がる「ニセコ温泉郷」として知られる。昆布温泉、湯本温泉、五色温泉など個性の異なる湯が集まり、リゾートホテルから素朴な湯治宿まで選択肢が多いのが特徴だ。

とくにニセコ昆布温泉は温泉郷最大のエリアで、登山口近くの宿で四季の森や山並みを眺めながら入浴できる。湯本温泉はチセヌプリ中腹の大湯沼を源泉とし、自然の迫力を間近に感じられる秘湯感が魅力。標高約750メートルの五色温泉は高原の静けさと開放的な露天風呂が人気で、新緑や紅葉、雪景色まで季節ごとの表情が豊かだ。スキーやトレッキング、サイクリングなど通年アクティビティが盛んな土地柄も相まって、自然体験の拠点として温泉を楽しむ旅行者が多い温泉地である。

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Text by 切川鶴次郎