驚きの歴史26選 クレオパトラはギリシャ人に近かった?核ミサイルのコード忘れる大統領、38分で終わった戦争など

PremiumStock / Shutterstock.com

20, 意外なノーベル賞候補たち
 世界平和に貢献した人物に贈られるノーベル平和賞には、予想外の人物がノミネートされてきた。ナチス・ドイツを率いたヒトラーもその一人であり、平和とは正反対の実績からは想像し難い。ほか、ファシズムを推進したイタリアのムッソリーニや、政治弾圧で知られる旧ソ連のスターリンも過去にノミネートされている。ノーベル平和賞の規定では、教授や議員などの地位があれば国を問わず候補になれるとされているためだ。もちろん彼らが、実際の受賞までを果たすことはなかった。

IgorGolovniov / shutterstock.com

21, 独立記念日に独立していない
 1776年にアメリカはイギリスから独立するが、現在「インディペンデンス・デイ(独立記念日)」として祝われる7月4日は、真の独立の日ではないとする説がある。フィラデルフィアで開催された第二次大陸会議において、実際には7月2日に独立が決議されているためだ。この決議をアメリカ議会が正式に受け入れたのが2日後の7月4日となる。その後8月に入り、各邦(各州)代表がアメリカ独立宣言に署名した。象徴的な日として7月4日が記念日に選ばれているが、実のところは段階を踏んで手続きが進んだ形となる。

Joseph Sohm / shutterstock.com

次のページ 選挙権なくても当選?




Text by 青葉やまと