驚きの歴史トリビア26発 核ミサイルのコード忘れる大統領、38分で終わった戦争……

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15, 核ミサイルのコード忘れる
 戦争に関連して、核兵器に関するうっかりの事例をご紹介したい。アメリカのビル・クリントン元大統領は在任中、核ミサイル発射の承認に必要なコードを7ヶ月間も紛失していたようだ。発射を承認するには側近が持つブリーフケースの解錠が必要だが、そのコードが書かれたカードを失くしていたという。これ以前にはジミー・カーター元大統領が、同種のカードをポケットに入れたまま、スーツをクリーニングに出してしまったという疑惑が囁かれている。大統領のうっかりは、意外にも時折起きているようだ。

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16, 天は二物を与える
 もちろん大統領は、いつもうっかりしているわけではない。アメリカ大統領に就任しながら、さらにもう一つの隠れた才能を持っていた人物も数多い。レーガン元大統領はプロのライフガードとして働いており、生涯に77人の命を救っている。リンカーンはレスリングのチャンピオンだった。リンカーンはアルコールにも精通しており、バーテンダーの資格を持っていた。なお、お酒を愛した大統領としては、退任後にウイスキーの蒸留所を開いたジョージ・ワシントンも有名だ。

 芸術に秀でていた元大統領もおり、ニクソンはピアノやサックスなど5つの楽器をマスターした音楽家としての顔を持っていた。米大統領ではないが、北朝鮮の金正日も音楽の愛好家で、生涯に6篇のオペラを創作したと伝えられている。

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Text by 青葉やまと