高速鉄道「不毛の地」アメリカに変化? 新プロジェクト着工 新幹線へ注目も
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◆2028年、ラスベガスとカリフォルニア間で開通へ
ブライトライン・ウェスト線は、アメリカで進む一連の高速鉄道計画のなかでも皮切りの一つとなる。フロリダ州の民間鉄道会社・ブライトラインが開発を手がけており、2028年の完成を目指す。
ラスベガスとカリフォルニア州南部のランチョ・クカモンガを結び、最高速度200マイル(約320キロ)で運行される予定だ。完成すればラスベガスとロサンゼルス間の移動時間を大幅に短縮することが期待されている。
一方、アムトラックは、北東回廊(NEC)で運行されるアセラ列車をアップグレードする計画を進めている。1月から新しい車両のテスト走行を開始しており、2026年の運行開始を目指す。新しいアセラ列車は、最高速度が時速160マイル(時速約260キロ)に達する。
もっとも、NECの線路には半径の小さなカーブが多いことから、実際に最高速度に達することは少ない。米フォーチュン誌(5月19日)は、平均速度は時速70〜80マイル(約110〜130キロ)にとどまるとしている。